UX/UIオンラインスクール「Delight U」を受講した話

Delight Uというオンラインスクールを4月から6月にかけて受講したので、その簡単なレポートを。
「受講できなかった」もしくは、「今後受講したい」(※次回開催されるかどうかはまだ未定ですが)という人のなにかしらの参考になれば幸いです。

受講したスクールについて

今回受講したのがこちら
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Delight U

2~3ヶ月かけてUX/UIを学ぶオンラインセミナーで、運営はDeNAさんとcshoolさん。
毎週教科書が配布され、Slackによる質問をしつつ、受講者は出された課題を提出し、それを講師の方に添削してもらうスタイル。

なかなか贅沢な内容に関わらず無料…。
30人という募集定員があったものの、うれしいことに受講できることになった。
(後から聞いた話によると、当初の30人から枠を増やして開講してくれてたらしい)

学生さんなど若い人向けの企画かと思いきや、サイトに書かれている通り「年齢や役職を問わず」ということで、29歳マークアップエンジニア(当時)でも受けさせてくれるという、とてもありがたい企画だった。

ちなみに、これに応募するためだけに、応募締め切りの前日にポートフォリオサイトを急いで作ったような人間がいうのもアレですが、応募する際、ポートフォリオサイトはあった方がいいと思います。
(※中の人に直接聞いたわけではないので確証はなく、あくまで個人の感想です。)
こういうことがいつあるかわからないので、ポートフォリオサイトは作っといた方がいいですね!

受講内容と感想

教科書について

参加する際、「デザインツールが問題なく使えるレベル」という条件はありつつも、デザイン初心者の人でもスタートできる内容だったと思う。

最初の方は、本当にデザインの基礎からのスタートし、徐々にアプリにちなんだ話になっていった。
全体を通しては、UXよりもUIの方に特化している内容で、基礎から丁寧に教えてくれるというかんじ。
なので、難しすぎてついていけないということはない内容ではなかったと思う。

自分の場合、「スプラッシュ」や「オンボーディング」など用語的にこれってこういうのか!っていうのはいくつかあったので、ちょいちょい、メモをとりながら読み込んでいった。
参考書籍やサイトなども紹介されているので、インプットする量が足りないということはない。(というか、自分の場合、全然追いついてなかったんだけども)

課題について

簡単なバナーからはじまり、次にレスポンシブサイト。
最後に自分でアプリの企画・デザインを作るというものだった。

大まかな課題は3つだったけれど、毎週、課題を提出したり、進捗状況などの報告はしたりしていた。
提出したものに対し、講師の方からボロクソ言われたらどうしようと、内心ビクビクしていたけが、ほめて伸ばすタイプの、優しい講師の方だったので、自分の心はへし折れずにすんだ。

きちんとほめていただきつつも、ちゃんと細かいチェックバックも投げてもらったので、自分の直さなきゃいけないクセなどがわかってよかったと思う。

反省だらけの中間発表会

運営の方や講師の方とのやりとりは基本、Slackでしつつ、中間発表と最終発表会の計2回が東京で開催された。
ちょうどその時期にみたい展覧会もあったので、2回とも参加することに。

発表会は課題の優秀作品についての発表というとで、何人か選ばれた人が、前で発表する形だった。

同じ課題に対し、他の人がどういう風につくったのかは、勉強になったし、おもしろかった。
デザイン経験がそれ程無い人であっても、熱量でここまでできるんだなというお手本もあって、その人がどれだけ吸収してるかなどを垣間見ることは、自分にとって良い刺激になった。

自分の場合、提出日前日から当日にかけて、焦ってやりだすタイプだったが、ちゃんとしてる人は、早めに提出して、講師の人からCBをもらいながらどんどんブラッシュアップして作っていた。

提出するのを目標としてたけど、提出した後、どこまでブラッシュアップできるかの方が大事だったなと、すごく反省が多かった発表会になった。

なかなか終わりがみえなかった最終課題

中間発表の反省を元に、最終課題にとりかかった。
講師の方から受けたフィードバックにも対応しつつ、自分でも気に入らないところがあれば、思い切っていろいろ直すようにしていた。

最終課題は、アプリの企画からデザインまでと全部一人でやるのだが、やり込もうと思えば、どこまでもやり込めるので、「本当やることがたくさんあるな!!!」と痛感。

一人で作っている分、作ったものに対し、思い切ってボツにできない問題などが浮上したり…
作っててなんか違うなーと思いつつも、そのまま作りきって、結局やっぱり無いな…っていって結局没にしたり…。
(完全に自分のスキル不足と要領が悪いだけなんだけれど。)

仕事において、全部一人ですることってあんまりないとは思うけど、一人でやると、いろんな人のありがたみがわかっていいなぁと思いました。

自分の場合、最終課題の時期がちょうど会社を辞める時期+有給消化期間と重なっていたため、仕事も探さず、家でもくもくと作業をしていた。
会社に行ってなくても大変だったので、仕事しながら課題をこなしてた方達は本当にすごいと思う。

最終発表会

発表会でみた制作物をみてはじめに思ったのが、みんなちゃんと「アプリっぽいものが普通にできてる」ということ。
この表現が正しいかどうかはわからないけれど、「Webデザインを勉強しはじめた人が、何も参考にせずに作ったのかな?というようなもの」は無かったと思う。
iOSのおける、基礎のデザインについて、配布された教科書で学んでいたおかげかもしれない。
また、自分ではこういうものと思い込んでいた部分に対して、柔軟に対応してる人も中にはいて、すごく勉強になった。
デザインだけでなく、企画の方についても、「その発想はなかった…!」というのがいくつかあって、とてもおもしろかった。

企画・デザインの両方に言えることだけど、普段その人が見てるものや好きなものが、すごく出ていて、「自分の作ったものは、なんて頭が固くてつまらないんだろう…」と嫉妬してしまった。

普段、悶々と考えてばかり、作ってばかりでは全然ダメで、どういったことに興味をもって過ごすかかがすごく大事だなというのを強く感じた発表会だった。
もっと、映画みたり本読んだりしようと思う。

受講を終えて…

反省点

コミュ症が発揮されて、Slack上であまり講師の方とやりとりができなかったのは本当にもったいなかったなと反省。
自分は一人で悶々と考えてしまうタイプだけど、もっと講師の人と積極的にやりとりをしてた人の方が、より吸収し、成長してる感じがした。

学んだこと

いままで、個人で作るサイトに対し、中途半端にプロトタイプを作ったくらいの経験しかなく、今回はじめてちゃんとした(?)プロトタイプを作った。

ワイヤー → デザインの工程だけだと、ぱっと見「まぁ、いいんじゃない?」ってなるようなことが、プロトタイプにすることで「使いづらっ!!!」となったので「プロトタイプって大事ですね!」と身をもって実感した。

最終課題においては、導線設計を考えるのにすごく苦労したけれど、実際の仕事においてもうまく使っていきたいと思った。

ちなみに、今回、デザイン・プロトタイプはAdobeXDで作成した。
まだまだ、発展途上なツールだけど、簡単なものであれば、これで十分だと思う。

ただ、Marvelを使う前提だったようで、動きはそっちでつけなおした。
結果Sketchで作ってもよかったかもしれない。

参加してよかったこと

いろんなデザイナーさんからよい刺激をもらいつつ、自分の課題もたくさん見えてきたので、参加して良かったなぁと思う。

課題においては、たくさんあるけれど、自分は世界観の作り込みが苦手だなと感じた。
一番大事のは見た目よりもコンテンツだとは思うけれど、ユーザーにかすかに記憶に残ってもらえるところまで落としこむことも大事なことだと思う。
そもそもダサいのアプリはインストールするに少しためらってしまうし、毎日使うものであれば、使っていて心地よいものであってほしい。

また、使う前の段階で相手に興味をもってもらうには、第一印象のビジュアルがとても大事だと思うので、そこで心をつかむようなものが作れるようになりたいと思った。

引き出しをもっと増やさないとですね…。

感想とまとめ

UI/UXは、自分以外の視点を持つことが結構大事なので、人とコミュニケーションをとりながら進めるのが捗ると思うし、なにより一人で悶々とするよりは、何人かで集まって勉強する方が楽しいと思う。

…のでこういったUI/UXに関わる勉強会がもっと増えるといいなと思う。

参考書籍

教科書の内容や紹介されていた参考書籍については、まだまだ自分の中で消化しきれていない部分もある。受講が終わった後も、読み進めつつ、学んだことをちょいちょいブログのほうにも落とし込みつつ、自分の中で定着していけたらいいなと思う。

紹介されていた参考書籍の中から図書館で借りてきたり、買ったりした本がこちら。

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