CMS大阪夏祭り2015に行ってきました。

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先週、CMS大阪夏祭り2015に行ってきたので、今回はそのレポートです。

CMS大阪夏祭りとは

日本最大級のCMSコミュニティー合同イベントということで、今年、大阪で初めて行われたようです。
CMS大阪夏祭り2015

a-blog cmsbaserCMSconcrete5ContaoDrupalJimdoJoomla!MODXMovableTypeSOY CMSTYPO3WordPressと、いろいろなCMSがブースを出し、各CMSの関係者の方々から直接お話しを聞けるというものでした。

正直、知らないCMSもちらほらあったのですが、ブースに行ってお話しを聞いてみると、実は有名企業のサイトで使われているCMSだったり…と今回参加しなかったら多分知らないままだったようなこともちらほらきくことができました。

セッションの内容

無料のイベントのわりにはセッションもかなり充実していました。
以下、当日メモっていたものをざっくり箇条書きで書いてみました。
(参加していない人にはなんのことかわからないものや、急いでタイプしていたので、あまり正確でないものもあるかもです…。
スライドが公開されているものはそちらを参考にしていただければと思います。)

10年間CMS案件をやってきて出会ったあんなコトこんなコト

  • ガチガチに決めないほうが、融通がきくのは、ワークフローにもあてはまる。柔軟すぎることはリスクでもある。
  • 初めてのCMSは詳しい人にきく。
    (自分のやり方が正しいとは限らない…。)
  • 海外のCMSでも日本のコミュニティがしっかりしていて、実装しやすいものもある。
  • あんまりなんでもやると大変なので、まずはconcreate5の勉強を。
  • CMSは機能で比較するよりも、案件で必要な機能・要件を書き出すのが大事。
  • お客さんにCMSを指定されても、そもそもそこまで機能がいるのか説得を。
  • お客さんのところで、DEMOで動かしつつ説明。
  • ペーパープロトタイプやワークショップを。
  • 今後CMSは、WEBコンポーネントで考える。
    ページではなく要素にすることで、別のサイトでも動く仕組みを。

ウェブサイト制作要件を「見える化」する!中小企業のためのヒアリング術入門

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  • 要件の見える化
    自社のことを理解できない、うまく説明できない企業が多い。
    これは自社を分析する機会がすくないため。
    そのためまずは要件を見える化する。
  • 書籍の紹介:webディレクションの教科書
  • 363ヒアリングシート、戦略キャンパス、A4一枚アンケート、ペルソナモデルこれらを案件に合わせて使う。
  • 363ヒアリングシート
    自社が思う「強み」を見える化する。
    担当者・企業・顧客の3つの視点で考えていることをアウトプットできる。
    ・担当者:自社の魅力・ユーザーに伝えたいこと
    ・企業: 自社の強みや課題の共有
    ・顧客ターゲーットとするユーザ・ユーザーにあたえる価値
  • 戦略キャンパス
    自社のサービスや製品を他社と比較する。
    自社と競合とで差別的優位点を見える化し、競合にない強みを見つける。
  • A4一枚アンケート
    顧客から効率よく製品やサービスを利用している理由・流入経路を知る。
  • ペルソナモデル
    新規サービスの立ち上げ、顧客からアンケートを取れないときにターゲットを見える化。
    顧客の行動が予想しやすくなる。
    ヒアリングシートを元に作成。
  • 見える化するとチーム内・発注者と制作者との間のギャップも埋めることができる。
  • ゴールを共有するためのフレームワーク「PGST」

    • コンテンツマーケティング
      明確に定義したターゲットに対して、本当に価値があるものを提供できること。
    • スムーズな運用体制が必要。
    • 内部でコンテンツが作れる人を探してる。
    • 制作会社の仕事がなくなりつつある→その分、戦略をしっかり。
    • CMSの選定を自社で行うことが多い。
      クライアント側から機能要件リストを提示。
      要件を満たすCMSを。
    • そもそもプロジェクトで本当に達成したいことは?
      ゴールとしての数値目標は?
      機能要件は過不足ないもの?
      予算配分は?
    • CMSは高機能すぎても結局使いこなせない
      CMSに費用をかけすぎてコンテンツにお金をかけることができない
      開発中にでてきた追加要件に、今のCMSでは対応できない
      現場の運用スタッフがついていけない
      結果ビジネス的に何も変わらない
    • CMSは目的で選ぶ
      目的を明確にし、どんな施策が必要かをクライアントと話す
      その次のステップとして機能要件を洗い出す。
    • PGSTというフレームワークを自社で作成
      Purpose(目的)/ Goal(数値目標)/ Strategy(目的達成のための戦略)/ Tactics(戦略を進めるための具体的な戦術)

      P:インバウンドマーケティング(ファンになってもらう)
      G: 1日あたりのUU数
      S: 役立つコンテンツを提供/アクセス解析とPDCA
      T: 技術ブログの選出・個人にフォーカスしたスタッフブログ・メルマガ
      運用プロジェクトマネージャの設置/改善の定期実施
    • メルマガからの資料請求率が高いという結果から、メルマガからの資料請求数を拡大。
    • PGSTをすることでこれはやる、これはやらないということが共有できる。
      空中分解がなくなる。
    • おもしろいお客さんといかにつながるか。
      おもしろい仕事ができる仕組みづくり
      もともとお客さんから出ていた要望に加え、将来像を描いたPGSTを作成。
      初回の提案書には書けない野望を入れる。
      1〜2年後ぐらいにやりたいことをさりげなく書き、クライアントと一緒に眺め、お互いの夢や計画を共有する。
    • いろんなPGSTを作る。
      サイト構築/コンペに勝つためには / プロモーション戦略 / 自分の将来について / ワイヤーがうまくなるには / お小遣いアップ / 大掃除を成功させるための〜等

    ノーモア特盛。町のウェブ屋が「あえてCMSの機能をダイエットする」ことから提案する理由

    • サイトの調査も大切だが、ユーザーの職場と商売の現実を知るのも大事
    • 意思決定者が前に立った方がいい。
      要件だけを注視せず依頼の背景を知ることが大事。
      納得するまで手を動かさない。
    • できるだけ建前の話をしない。
      共有する目的を具体的にする。
    • 目的を明らかにして考える。
      よくある要望で認知度、集客、売り上げUPなどがあるが、
      ・お客さんの声をもっと集めたい。
      ・業務効率化
      ・コミュニケーション活性化。
      ・人材募集。
      といった目的もあり。
    • CMSはなんでも自由にするためのツールではない。
    • 製作者だけでなく、ユーザーの参加領域を作る。
      役割分担を明確に。お互いの専門領域を守る。
    • CMSにすることで人的コストは増える。
    • WordPressの管理画面をダイエット
      • WP Total Hacks
        管理画面カスタマイズがお手軽
      • Disable Comments
        コメント機能を完全無効化/ セキュリティアップ
    • functions.phpの設定
      • メニューにある不要な項目を消す
      • エディタの不要な項目を消す
    • アップデート通知は消さない。→セキュリティリスクを意識してもらう
    • サイトの改ざん
      • 検索エンジンから隔離
      • 迷惑メールの踏み台に
      • サーバーが詐欺の舞台に
    • パスワード
      • 長さは10文字
      • 記号や大文字をまぜる
      • 英単語はそのままつかわない
      • 使い回し、だめ
    • ロックアウトも有効
    • 静的ページに書き出せるか
      WPだとStaticPressというプラグインがある
    • セキュリティにかけるコストは必要経費で予算に組むべき
    • 導入後のメンテナンス費用もかかる
      • アップデート
      • バックアップはとても大事(自動バックアップ)
           自動アップデート+自動バックアップ BackupPW
           問題があれば別料金でもらう。
    • お客さんには都合がいいことばかりいわずに、デメリットも言えるように。

    CMSを軸にした成長するウェブ制作会社の事業《しくみ》再構築

    • 自宅でひとりではじめて今では年商が億に
    • 現在は東京の仕事8割
    • 当時はあまり仕事がなくて、MTのプラグインを毎日書いてた。
    • 懇親会で売らないかという声をもらいスタート
      はじめはサポート大変だからいやだったけど、売りはじめる
    • PowerCMSはサポートを一番の売りに。営業はいない。
    • 上流でなく下流にピンポイント
    • 1本化することで効率的に
    • 自分の仕事(プログラム部分)を別の人にしてもらうように。
    • 機能ではなくサポートをうる。
    • 20万→180万に
      リーマンショックのときに値上げ。
      景気がわるいときは発注先の見直しにGOが。
      CMSには500万のCMSもあるのでそう考えれば安い方。
      500万とあまりかわらないものを180万で売る。
    • 値上げはむずかしいので最初から安く売らないように。
    • 値段を上げて、敷居をさげる。パートナーさんの利益を考えての値上げの仕方を。
    • 誰に何の価値を提供するかで価格は決まる。
    • 中小で予算30万くらいしかないところは、人一人分の価値として考えていない。
      (一番高いのは人で年間だいたい300万位かかる…)
    • できるだけ上の人と話すこと大事。

    その他のスライド

    全体の感想

    どのセッションでも「CMSの機能より、お客さんのことを知ることが大事」とおっしゃっていたのが印象的でした。

    今回参加してみて、CMSにかかる費用について一番考えさせられました。
    経費削減のために無料のCMSを導入したところで、その後の更新にかかる人件費(教育費)や、セキュリティ・メンテナンス費などを考えると、有料のものでもサポートがしっかりしているCMSの方がコストが削減できるケースがあるんだなーというのをいろんな人の話を聞いて感じました。
    私は普段、仕事をする上ではWordPressしか触ったことがなかったので、費用面も含め、もっと提案できる領域を広げていけたらいいなと改めて実感しました。

    最後に

    当日はほぼ、セッションルームでセッションを聞いていたので、出展ブースを全部回ることはできなかったのですが、どのブースの方も(初心者丸出しの質問に対して)とても丁寧に答えていただけました。お話していただいた方々、ありがとうございます。
    お話をしていく中で、関西でのコミュニティ活動についても教えていただいたので、今後はそういったものにも顔を出していければいいなと思います。

    中の人について

    matsui
    大阪でwebのお仕事をしています。
    ブログでは最近学んだことや、勉強会に参加したことを書いてます。