制作会社で体を壊してから、いろいろと考えたこと

制作会社に勤めていたけれど、ストレスでやめた人の話をちょいちょい耳にします。
そういう自分も過去に一度、ストレスが原因で体調不良になり一度退職してるので今日はそのことについて。

会社をやめたときの話

大学を出てすぐに入った1社目のときに体を壊してやめました。
会社辞めた後は無事復活できたので、そこまで酷い方ではなかったと思います。
ただ、風邪とか全然ひかなかいような健康児タイプだった分、体を壊したときのショックは大きかったです。

症状としては、頭痛、肋間神経痛(みぞおちと肋骨の痛み)が数ヶ月続いてる状態。
やめる直前には、夜寝つきが悪くなる+寝てもうなされて起きるような日々が続き、最終的には吐き気とめまいがとまらなくなり、全く仕事ができなくなったのでやめました。

今考えると、「頭痛が1ヶ月以上続いてる時点で休めばいいのに!」と思うのですが、当時はいっぱいいっぱいでちゃんとした判断ができなかったんだと思います。

転職しなかった理由

なぜ早く転職すればいいのに、とどまってしまったか。

  • 周りに迷惑がかかる
  • 最低でも2,3年いないと転職するとき大変そう
  • 自分に自信がない

心配性なところがあるので、いろいろと余計なことを考えすぎてしまったからだと思います。

周りの人に迷惑がかかる

仕事の区切りがないというか、延々やることがたくさんあるという感じだったため、自分がやめてしまうと周りに迷惑がかかるなと思ってました。
(最終的には、引き継ぎ作業もせずに、いきなりやめることになったので余計に迷惑をかけるという。本当すいませんでした…!)

最低でも2,3年はいないと転職するとき大変そう

大学の先生に言われたことなのですが、
「会社入って2,3年は我慢しよう。我慢せずにやめちゃうと、転職してもさらに環境が悪い会社に働くことになる。」

この言葉はかなりインパクトがあり、自分も仕事をはじめたら、まずは3年頑張ろうと思っていたのがあります。
転職したことで環境はかなり良くなったので、勤務年数なんかに縛られず、もっと早く転職活動していればよかったと思いました。

自分に自信がない

就活ではかなり難航していたこと、会社がそこまでスキルアップできる環境ではなかったことがあり、自分に自信がなかったというのが、一番大きな理由だったと思います。
このスキルのままだったら、いいところには行けないなと思い、出勤前や帰宅後にはいつも手を動かすようにしてました。
その後、会社で人を採用する側の立場になって思ったのですが、技術以外のスキルも結構大事だったと実感。
仕事をこなしていれば、後から技術はついてくるので、コミュニケーション能力とか、本人の熱量(普段どのくらい情報をキャッチできてるか)とか、人柄などを重要視していることも多く、技術スキルって自分が思ってる以上に大事じゃなかったなと思いました。

ストレスの感じ方は人それぞれ

どういうところに、どれだけストレスを感じるか。
これって本当に人それぞれだと思います。
他の人からすると、「それくらい我慢すればいいのに」ってことが、自分にとっては、耐えられないことだったりもします。

その環境がどれだけつらいかは、周りが判断することではなく、その人自身が感じたことがすべて。
つらいけど、人の目を気にして辞めれない人って多い気がするんですが、自分が本当に嫌なんだったらそこから逃げる勇気も大切だなと思います。

残業時間

会社ではそれなりに残業してましたが、残業そのものが悪だったかというとそうではないようにと思ってます。

失業中は、クラウドソーシングのコンペにいくつか参加していました。
クラウドソーシング自体は案件の値段などが安かったりして問題視されることもあるのですが、自分の場合はお金を稼ぐのが目的ではなく、リハビリと勉強をかねて参加していたので、それ程悪い印象はなかったです。
1週間のうち2,3案件くらいのコンペに参加していましたが、自分の作りたいものを自分の意思で一から作れるのが楽しくて、気づいたら朝から晩まで、ずっともくもくしてました。

長時間働いてるから体を壊したのかな
自分はクリエイターとして向いてない体質なのかもしれない…
などと思っていたのですが、長時間労働自体が問題なのではなく、要はそのときの気持ちの問題だったのかも..と思うようになりました。
ずっと楽しくない感情のまま、だらだら仕事をしていたのが良くなかったと思います。

ご褒美がないとつらい

すごい単純な発想であれなのですが、やっぱりご褒美って大事だと思います。
つらい思いをした分、ご褒美を感じる瞬間があまりなかったのも、よくなかったと思ってます。

例えば、残業してプライベートな時間を犠牲にしたんだったら、その分自分が何を得たのかということ。

  • 前よりもデザインがうまくできた
  • お客さんに喜んでもらえた
  • 周りの人に褒めてもらえた
  • お給料があがった

こんな風につらかった分、ご褒美があればいいのですが、「辛い思いをしたのに関わらず、怒られてしまった」というような悲しいのパターンもあります。
ずっと心はすり減ってるけど、回復ができていない、それどころかどんどん気が滅入ってしまう状態。
そんなとき私は、ついつい「なんて自分はダメなんだ」と責めてばっかりでした。
でも、そういうときこそ、ただ自分に厳しくするのではなく、自分で自分を励ます心持ちが必要だったように思います。

心がすり減りってばかりだといい考えも思い浮かばず、どんどんネガティブな方へいってしまいます。
出せる結果も出せなくなる悪循環に陥りやすく、そんな環境だとどれだけつらい思いをして続けたところで、成果なんて出せなかったと思います。

ちなみに最近は、ブログ書くときなんかも「うまく書けない…」ばかりじゃなくて、「ちゃんと更新できたね、えらいえらい」と自分で自分を褒めることを意識してます。
できるできないに関わらず、つらいときほど、自己肯定感が大事だと思います。

一度体を壊したのでいろいろ考えるようになった

体を壊したときは、「一生このまま体調が悪かったらどうしよう」、とすごく不安で怖かったのですが、ストレスの根元がばっさりなくなってからは、すっかり元気になりました。
当時のことをはあまり思い返したくはないのですが、一度そういう経験があったことで、自分の中での仕事の仕方を考えるきっかけにもなりました。

自分にとって無理をしない働き方を考えた

例えば、深夜や土日に急に発生するお仕事や手戻りが多いお仕事などなど。
その分、見合った金額をもらえれば大丈夫!という人もいれば、そういうつらい思いをするなら少しでもゆっくりしたいという人もいます。

自分にはちょっと無理かも…と思ったら、そういうのを避ける勇気も大切。
なんでもかんでも根性論でなんですますのはよくないなと実感。
誰の基準でもなく、自分にあった働き方を見つけて、ちょっとずつでもよくしていければと思います。
あとつらいときは、その分ちゃんと休むことも大事。

優先順位を決めた

自分にとってストレスが大きいところはどこか、大事にしたいところはどこかを考えるのは大事なこと。
ちなみに私は転職時に会社を決める優先順位として、仕事の内容よりも、面接での印象(人)を一番重要視しました。
面接で、この会社はちょっと自分にはあわないかも…と気になることがあれば、辞退するようにしてました。
そのおかげで、前々職で自分が感じていたストレスは、転職後には驚くくらいなくなったので、転職して本当によかったです。

自己啓発本読むようになった

それまでは技術系の本がばかりだったのですが、世の中の社長さんはどういう本を読んでるのかなーと思い、自己啓発本も読むようになりました。
自分だとどれがいいかわからないのですが、ベストセラーになってる本や評価が高い本に関しては、そういうものは積極的に読むようにしてました。
はじめは興味がなく読み始めたものの、読み終えてみると面白い本も多く、今の自分の課題に対する改善点がいくつか見えてくるのでよかったです。

休日の過ごし方を変える

「ストレス発散にはクリエイティブな趣味がいい」というのを本で読んだので、休日は一眼カメラを買って撮影したり、デッサンも習ったり,編み物をしたりしてました。
あと、勉強会に参加するようになったことで、自分もがんばろうと元気をもらう機会も増えました。
仕事で疲れてるときこそ、ただ家でだらだら寝るのではなくリ、うまくフレッシュするのが大事だと思ってます。

今つらくても、なんとかなる

もう1社行ってみてそれでも無理そうだったら、実家に帰って何か別の仕事を見つけよう。
そんなこと思っていた時期もありましたが、今はありがたいことにフリーランスとして働いています。

その一方で、制作業はつらいから異業種に行ってしまった人も周りに何人かいます。
その人が考えて決めたことなので、私が軽はずみで口を出すことではないのですが、別の会社やフリーランスとしてチャレンジしてもいいのになぁ…と思ってしまうのが正直なところ。
ちょっとでも悔いがある人、本当はまだ制作が続けたいけど…という人は、ぜひ別の場所でチャレンジしてほしいなと思います。

「どんな仕事でも、10年間、毎日休まずに続けたら、必ずいっちょまえになれる」と吉本隆明さんが言ってましたが、才能があるとかないとかはちゃんと続けてから考えようということらしいです。
仕事をしていると、「この仕事、自分にはむいてないかも」と思うことも多々あるんですが、続けていれば、あのとき頑張ってよかったなーって思えるタイミングもきっとくると思うので、ときどき自分を励ましつつちびちび頑張ろうと思います。

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