文章を書くのが苦手な人におすすめの本

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インプレスさんから出ている『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』という書籍が、読みやすくとても実践的で良かったのでご紹介します。

書籍の内容

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネスシリーズ)

ナタリー式トレーニングとなっている通り、ナタリーの新入社員向けのトレーニング方法をまとめた本です。
ナタリーでは、記者として全く実績のない未経験者の人でも、トレーニングをつむことで、1日5本〜15本と書けるようになるということで、実践的なことがいくつか書かれています。

良い文章とは何か

文章がうまく書けない理由としては「遅い」「まとまらない」「伝わらない」といったことがあげられますが、これらの苦手意識克服するためには、まず「書く準備」をしっかりすることが大事であり、具体的にどういったことをすればいいのかといったことが書かれています。

本書では初心者はまず「完読される文章」を目標にし、腕を磨いていこう述べています。

「完読してもらう」には、適切な長さで、旬の話題で、テンポよく、事実にそって、言葉遣いに気をつけて、読み手の需要にそって、押し付けがましくないように…と色々な条件があります。

私も人のブログを読んでいて、最後まで読まないことが結構あります。
本書では完読されるためのコツが例文付きでいくつかかかれているので、とても参考になりました。

文章の構造について

「完読される文章」と言われると、文章の表現方法がおもしろかったり、きれいな文章をイメージするかもしれませんが、「事実」「ロジック」「言葉づかい」この3つを下から順番に積み上げていく構造が大事だと述べています。

どれだけ、きれいな言葉をつづっても、間違ったことを書いていては、0点。
一方、多少言葉づかいがおかしくても、描かれていることに筋が通っていたら少しは点数がつけられる。

まず大事なのは「事実」。それから「ロジック」。最後に「言葉づかい」。
事実・ロジック・言葉づかいの3つを下から順番にしっかり積み上げていく思考を叩き込むように書かれています。

「ロジック」と言われると少し難しいイメージがありますよね・・・。
本書ではうまくロジックを組み立てるように「構造シート」を書くことをすすめています。
(ちなみにナタリーでは新人記者に、最初の30本目までは手書きで書くようにしているとのこと)

「構造シート」の内容

・「どんなことを伝えるか」といったテーマ
・そのテーマにについて「何を」「どれから」「どのくらい」話すか

「何を」…
箇条書きでパーツとして用意。
このとき5W1Hを意識することで今持っている情報に何が抜け落ちているかわかるとのこと

「どれから」…
用意したパーツを元に順番を決める。
1番始めに興味を引くもの、2番目に概要を…という風にストーリーを設計する。

「どのくらい」…
アピールしたい優先度をABCの三段階評価にふっていく。

これらのことをパソコンで書き始める前に、一度手書きで書くことで、次第に書くのに迷いがなくなってくるとのことです。
構造シートの書き方については詳しくは書籍の方をどうぞ。

まとめ

他にも普段自分が文章を書いててよく出くわす問題についても取り上げられています。
例えば
・文末のバリエーションが偏っていないか確認
・文系や段落単位の重複に注意する
などなど、文章を書いていく上で気をつけたいことにがいくつかとりあげられています。

”あるある”すぎて、読んでいて少しつらかったですが、これをもとに、自分用にチェック項目を作ってみようと思いました…。

私の拙い文章でいろいろ書きましたが、ブログを書くのが遅くて悩んでいる人や、なかなかうまく書けなくて悩んでいるという人にはおすすめの一冊です。

ちなみにKindle版の方が書籍より少し安かったので私はそちらを購入しました。
横書きで1Pあたりにそこまでボリュームはないので、ブログに近い形式でサクッと読むことができるのでおすすめです。

中の人について

matsui
大阪でwebのお仕事をしています。
ブログでは最近学んだことや、勉強会に参加したことを書いてます。