2015年に読んだ本

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「読み終わった本リスト Advent Calendar 2015」の3日目の記事です。
2日目@thleapさんよりバトンを受け取りました。
Advent Calendar初参加で少し緊張しつつのエントリーです。


今年は、誰かがオススメしていたのをきっかけに読みはじめてみたら、すごく良い本だったと感じることが多い1年でした。

その中でも私が、特に印象に残っている3冊の本がこちら。

  • 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
  • 『わかりあえないことから─コミュニケーション能力とは何か』
  • 『かくかくしかじか』

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
 アービンジャー インスティチュート

自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート
大和書房

人間関係の問題について書いている本です。

ザグラム社に転職してから一ヶ月後、専務副社長バドによる一対一の研修を受けることになった主人公。
自分の仕事ぶりには自信をもっていたものの、面接で「君には問題がある」と言われてしまうことから話がはじまります。

今まで人間関係のトラブルについて書かれた本は、「相手に問題があることが前提」といったイメージがなんとなくあったのですが、本書では主人公が自分に問題があるかどうかも気づいていないところからスタートしており、そこがすごくリアルだなと思いながら読み始めました。

自分への裏切りである「自己欺瞞」という言葉を、「箱の外にいるか中にいるかの状態」で説明しており、箱の中に閉じこもっている状態だと、その問題自体に気づいていないということを本書では述べています。

自分の感情に逆らったことにより、自分を正当化してしまう。
結果、人は箱の中に入った状態となり、人間関係のトラブルに発展する。

仕事や家庭環境など身近に起こる問題をベースに、人がどうやって箱に入ってしまうか、そしてどうすれば箱の外に出ることができるかを寄藤文平さんのイラスト付きでわかりやすく説明されています。
普段の自分の行いを見直すきっかけをあたえてくれる、そんな1冊です。

『わかりあえないことから─コミュニケーション能力とは何か』
 平田 オリザ

就活をしていた頃、ことごとく企業が求めるスキルに「コミュニケーション能力」と書いてあり、ものすごくがっかりした経験がある私ですが、読み終わってみると、学生の頃に読みたかったなとしみじみ感じました。

一番印象に残っている話が、余命宣告を受けた患者の奥さんの話です。すでに旦那さんが末期状態であり、薬を飲んでもすでに手遅れの状態。それでも奥さんは毎日のように看護師さんに薬についての質問をしてきてます。
それに対し、真面目な看護師さんは「この薬はこういう効果があって…」と聞かれたことにしっかりと説明します。

ところがある日、ベテランの医師が回診に訪れたとき、その奥さんが「どうしてこの薬を使わなきゃならないんですか?」と訪ねたところ、医師は薬の説明は一切せずに、「奥さん、辛いねぇ」とだけ言います。
奥さんは、その場で泣き崩れてしまい、その後二度と薬についての質問をしなくなったという話です。

その奥さんは薬の効用についてききたかったわけではなく、自分の夫だけがなぜ、こんな目にあうのかを誰かに訴えたかっただけであり、これからの時代は、こういった弱者のコンテクストを理解する能力が必要になると著者は言います。

同じ日本語を話していても、私たちは一人ひとり、違う言葉を話している。
こういった話し言葉の個性の総称を、「コンテクスト」と呼ぶ。
コンテクストは、本来は文脈という意味だが、
ここではもう少し広い意味で、
「その人がどんなつもりでその言葉を使っているか」
の全体像だと思ってもらうといい。

お客さんとのやり取りが発生する仕事においてはすごく参考になる1冊でした。

『かくかくしかじか』
 東村 アキコ

最後漫画かよっと突っ込まれそうですが、私小説的な内容なのでアリかなと思い入れてみました。
今年最終巻の5巻が出たのですが、早く続きを読みたい…!けど最後を知るのが悲しいという漫画でした。

美大受験のため高3で通い始めた絵画教師で出会った日高先生とのことを、高校時代から大学時代、その後漫画家になってからが描かれている実話を元にした漫画です。

作者自体も結構キャラが濃いのですが、先生のキャラが1巻からはじけまくっていて読んでいてすぐに好きになりました。

私も大学受験をするときに高校の頃デッサンを習いに行っていたのですが、大分ぬるいかんじで終わってしまったので、こういった環境にいた作者が大変そうだと思う反面、すごく羨ましい気持ちで読みました。

最終巻のある一言に先生の人生が全部つまってるような言葉があるのですが、そこは何回読んでもブワッてなります。

今回記事を書くにあたって、もう一度読み直してみたのですが、やはり同じところで泣いてしまい、改めてすごい漫画だな〜とひしひしと感じました。

2015年はこんな本も読みましたよ

【書籍】

  • ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
  • 嫌われる勇気
  • エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
  • 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
  • 仕事は楽しいかね?
  • 7つの習慣
  • 思考は現実化する
  • ムナーリのことば
  • 伝わるWebライティング -スタイルと目的をもって共感をあつめる文章を書く方法
  • 絵と言葉の研究
  • デザイナーとして企業した(い)君へ。成功するアドバイス
  • いま、地方で生きるということ

【漫画】

  • 3月のライオン
  • 僕だけがいない街
  • 聲の形
  • 魔法使いの嫁
  • ちはやふる
  • いぬやしき
  • 花のズボラ飯
  • Rin
  • 重版出来!
  • 喰う寝るふたり住むふたり
  • orange
  • 甘々と稲妻
  • よつばと

最後に

今年は小説をあまり読めなかったので、Advent Calendarで紹介されている本を年末にちびちびと消化していけるといいなと思います。
ちなみに、Advent Calendarはまだ空きがあるようなので、オススメの本がある方は是非参加してみてください。

「読み終わった本リスト Advent Calendar 2015」

来年も良い本に出会えるといいな〜。

中の人について

matsui
大阪でwebのお仕事をしています。
ブログでは最近学んだことや、勉強会に参加したことを書いてます。