クリエイティブ・テーブル「デザインができること」参加レポート

11月18日に京都リサーチパークさんで行われたクリエイティブ・テーブル「デザインができること」に参加してきました。

クリエイティブ・テーブルって?

京都で定期的に行われているイベントで、毎回クリエイターさんに来てもらい話をきくというものです。
京都の「丹波口」という大阪から少し離れた所でかつ、平日の18時頃の開催なので、参加するには少しハードルが高いものの、毎回参加費が無料(交流会は1000円)なのに関わらず、ゲストの方が豪華で話がとても面白いです。
興味のある方は公式サイトの方をどうぞ。
クリエイティブ・テーブル

講師の方について

今回の講師はNOSIGNERの太刀川さん。
ソーシャルデザインイノベーションを理念に活動されており、今まで数々の賞を受賞されています。
制作物には、OLIVEがあります。
私の勉強不足で、それまで「NOSIGNER」さん自体知らなかったのですが、最近気になったデザイン家具のデザインをされていたのが、実は「NOSIGNER」さんだということに後になって気づきました…。
TRUSS imaginary

セミナーの内容

前半はデザイナー初心者に向けた、10の言葉。
後半はデザインのクオリティをあげるための「デザインの文法」についてでした。
以下、駆け足でとっていたメモを。

10の言葉

  1. 経験を考えるな
  2. 最初に最高のものを学べ
  3. 理想から逆算しろ
  4. 周囲は全て学べ
  5. 体験をシフトさせろ
  6. 似ている現象を応用する
  7. 多様で小さなチームを作れ
  8. 問を拡大しろ
  9. 我欲を超える大きな欲を持つ
  10. 自分自身の中に相手を見つける

デザインの文法

今回は時間が無かったので、一番大事な「分解」についての話をメインにききました。
まずは「いす」について3人1グループとなり、ここの部分はなぜこういう造形なのか?というのを考えるワークショップをしました。
5分〜10分位の短い時間でしたが、「どうしてここの部分は、へこんでいるのか?」など色々と疑問をもって対象をみることでどんどんデザインのヒントが見つかっていったのでとてもおもしろかったです。

セミナーを終えて

普段は講師業もされているだけあって、セミナーの内容はとても分かりやすく、おもしろかったです。
Webデザインの勉強をはじめたばかりの頃はいろんなデザインをみて、「なんでここはこうなっているのか」を常に考えていたのを思い出しました。

デザインの原点にかえれる、とてもためになるセミナーで、参加してよかったなと思いました。
また、優れたデザイナーさんは、自分なりに「良いデザインは何か」「どうすれば良いデザインができるか」などといった持論がすごくしっかりされているとひしひし感じました。
これを機にただ、仕事をこなすだけでなく、もっとデザインについて分析し考える時間をとっていきたいと思います。